
みつろうとは どんなものかご存知ですか??漢字では「蜜蝋」と記載されることが多いです。
さて、ここ最近美容系の記事が集中しておりましたので少々違ったアイテムを見ていきたいと思います。
ちなみに私は今の仕事に就くまで「みつろう」という名称だけで実際にはどんなもので、どんな効果があるのかほとんど知りませんでした。
ギリギリ知っていたのは「肌に良いらしい・・・」ということくらいです。
本投稿では
「そもそも蜜蝋(みつろう)とはどんなものからできていて、どんな商品の材料として使われているのか」
をまとめております!
弊社は1995年より日本国内で生産される生活雑貨・日用品、伝統工芸品を扱っております。本投稿で「蜜蝋(みつろう)に関する疑問」が解消されたら幸いです。
みつろうとは ?どんなもの?
蜜蝋(みつろう)は海外ではBeeswaxと呼ばれ、ミツバチの巣を構成している蝋(ロウ)を精製したものです。主に、リップクリームや口紅、木材の艶出し、ロウソク、ペットの肉球保湿の原料として使われています。
働き蜂が自分たちの巣を作るための蝋(ロウ)で、蜂蜜を食べた働き蜂は自分のお腹にある蝋線というところから蝋を分泌し、それを口と足を使って巣をつくります。
このとき分泌されるものがいわゆる蜜蝋(みつろう)と呼ばれるものです。

蜜蝋は、ハゼノキから採れる植物性の蝋と同じように、古くから蝋燭(ロウソク)の原料として使われたり、木製品の艶出しやコーティングの材料とされたり、肌に良い成分を含んでいることから化粧品の材料として使用されてきました。

ハチミツを採った後に残るものに加熱、圧搾することによって採ることができ、製品として販売されている蜜蝋(みつろう)は扱いやすくするために形状が整えられたものが多いです。
蜜蝋の色は茶色~橙、黄色など様々な色合いがありますが、これは採取する巣によって変わってきます。

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幅広いみつろうの用途
では私たちの身の回りで蜜蝋(みつろう)がどのような製品に活用されているのか見ていきましょう。
クリームや口紅
一般的にみつろうの用途として広く知られているのはハンドクリームやリップクリーム、口紅といったスキンケアアイテムの原料です。
私たちが運営する通販サイト日本のいいもの.jpでもアロマオイル(精油)を配合したクリーム「日本の香り みつろうクリーム」を販売しておりますが、前身の商品発売から長年人気の商品となっており、よくお問い合わせをいただく商品の一つです。


蜜蝋(みつろう)は成分を均質化したり、分散化させて安定させるなど安全なだけでなく、乳化剤としても優れた効果を持っています。
そのため肌や唇などを保湿してくれるため柔らかい状態を保ってくれます。
蝋燭(ろうそく)
現在の一般的な蝋燭はパラフィンという炭化水素化合物を原料に作られています。


パラフィン製蝋燭の融点を上げる目的で蜜蝋(みつろう)を混ぜることもありますが、パラフィンが発明される前のヨーロッパでは教会で使われる蝋燭の原料として蜜蝋(みつろう)が頻繁に用いられていました。



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ミツロウラップ
みつろうラップはサスティナブル、SDGsといったキーワードと共に注目を集め始めているアイテムです。
タイにあるSUPERBEEという会社の製造する BEESWAX WRAPS という商品が広く知られており、国内ではAmazonで購入することができます。


人間の体温を利用することで簡単にやわらかくなり、ラップ自体が冷えることで粘着力が増して密閉保存ができるというものです。
使用後は中性洗剤を使って水洗いし、乾燥させることで再度利用することができます。
従来の使い捨てラップと比較すると環境負荷や原料共有という部分での持続可能性の面で非常に優れており注目を集めています。
養蜂用の巣礎(すそ)
「巣礎(すそ)」この名前を聞いたことがありますか??私は本記事を投稿するにあたり調べていて初めて知った名称です。


巣礎(すそ) とはロウでできた板で養蜂をする際、ミツバチはこの板の上に蜜蝋(みつろう)を盛りながら六角形の部屋を作っていきます。
養蜂を行っていく中で正に土台となる部分ですね。
木製品のつや出し
蜜蝋(みつろう)は家具に使用される保護塗料のケア用として木製家具のツヤだしワックスにも使われています。
天然由来の原料を使用しているため自然志向のワックスで、テーブルはもちろん、床、本棚などなど幅広く使うことができます。
このようなことからヨーロッパ製の家具を扱う店などでも販売されているようです。


蜜蝋(みつろう)を塗ることによって乾燥によるヒビや割れ、から守るだけでなく自然な味わいのツヤを与えてくれます。
Youtubeで公開されている下記の動画では実際に尾山製材さんという会社の製品「木工用みつろうクリーム」でトイレのカウンターを手入れをしている様子が公開されています。
動画で見てもお手入れする前と後では違いが分かりますね。
ペットの肉球保湿用
犬や猫の肉球を保湿、保護するのにも蜜蝋(みつろう)が使われております。保湿、保護だけではなくフローリング生活する上で滑り止めにもなるので使われている方も多いようです。


寒さや暑さで過酷な屋外環境でも素足状態で過ごしている猫や犬たちのことを思うと蜜蝋を塗ってぷにぷにの健全な状態に保ってあげたくなりますね。


ここに挙げた以外にもクレヨンや接着剤、ガム、ろうけつ染め、封蝋、お菓子の材料、薬などなど・・・
蜜蝋(みつろう)は古くから様々な場面で用いられてきました。
ちなみに蜜蝋は食べれるの?という話題が良くありますが、実際食べれるようです。


試したことはありませんが・・・。
その証拠にフランスを代表する洋菓子「カヌレ」に蜜蝋が使われるようです。


但し、蜜蝋自体は「甘いのでは?」と思われがちですが、味自体は全く甘くないそうです。
まとめ
今回は幅広い使われ方で私たちの生活に馴染んでいる蜜蝋(みつろう)についてまとめてみました。「意外なところで使われていた」なんてところもあったのではないでしょうか。
日本のいいもの.jpでは記事内で紹介した日本の香りみつろうクリームや蜜蝋なども販売しております。
今後は蜜蝋を使ったハンドクリームの作り方やオリジナルキャンドルの作り方なども紹介していきたいと思います。




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