2019年10月よりスタートした本サイト、「モノ見リョク」ですが、本サイトを経由して色々なお問合せをいただいております。
その際に
「どちらにある会社ですか?」
「どんなものを扱っているんですか?」
「製造メーカーさんですか?」
などなど・・・
様々なご質問をいただく機会があります。
本投稿では今更ではありますがモノ見リョクを運営する有限会社カワグチ企画について簡単に紹介をしていきたいと思います。
モノ見リョクは 有限会社カワグチ企画 が運営しています
モノ見リョクは山梨県の市川三郷町にある有限会社カワグチ企画の企画推進部で運営しております。
有限会社カワグチ企画は1995年に創業、国産の生活雑貨や伝統工芸品をメインに取り扱う卸売業を営んでいます。
主な取引先は全国各地の生活クラブやパルシステム、グリーンコープといった 生活協同組合、いわゆる生協をメインに自社のインターネット通販「日本のいいもの.jp」、モールは「Amazon」、「47CLUB」と3つのECサイトを運営しております。
創業当初は地元の山梨に特化
1995年の創業時は現在掲げている「日本のいいもの」というキャッチコピーは無く、むしろ地元山梨の地場産品にこだわり、地場産業活性化を目標に販路を開拓していきました。






この当時のメイン商材は山梨を代表する伝統工芸品「甲州印伝」やカワグチ企画の本社がある市川三郷町の地場産業、和紙や花火、世界に誇る研磨技術の水晶貴石細工などでした。
しかし、販路が徐々に拡大するとともに山梨県の地場産品だけではクライアントの要望に応えられなくなり、より幅広いニーズに応えるために取扱いアイテムの拡充が求められました。
地元産品から全国のアイテムへ


クライアントのニーズに応えるため少しずつ他県の伝統工芸品や生活雑貨の取り扱いを広げ、青森のひば製品や秋田の樺細工、和歌山の棕櫚束子、信楽焼、美濃焼、萬古焼、旭川の木製品、沖縄のみんさー織、藍染めなどなど・・・
しっかり手入れをすることで永く使えたり、飽きの来にくいアイテムを拡充していきました。


世界各国からの輸入品が多く販売される昨今、その安全性や品質が注目されるようになりましたが、弊社では創業時より社長の持つこだわりの一つとして長い間「Made in japan」に注目し続け、その中で歴史やストーリー、生産者のこだわりが詰まった良質な製品に多く出会ってきました。


こうした経験を踏まえて、弊社の流通においては「消費者が安心、安全に長く、愛着を持って使える」そんな商品の魅力を伝えたいという思いを持って取り組んでいます。


現在では取扱いアイテム数は累計5,000アイテムを越えており、取引生産者数は350以上となりました。
弊社が運営するweb通販でも様々なアイテムを販売していますが、私たちの取り扱いアイテム全体から見るとほんのごく一部分になります。
卸売りと並行して商品企画を開始
創業時から卸売販売をメインに行ってきましたが、徐々に取引生産者が増え、様々な特徴を持つアイテムや生産に関する特殊な技術に触れる機会が増えてきました。
その中で伝統技術同士のコラボ商品開発やセットアイテムなど商品企画への取り組みをスタートし始めました。
現在の取り組みを図にすると下記のような感じになります。


本取り組みの中で創業時からの下記のような独自のルールを作りながら一つ一つ製品の発掘、開拓を行ってきました。
日本全国どこでも必ず現地へ足を運ぶ
社長自ら商品リサーチを行い、「これはっ!」と思った商品はまず購入し、実際に触って使ってみて魅力があると思った商品は日本全国どこでもあっても、まずは生産者のもとを訪ねます。


直接顔を合わせるのはもちろんのことですが、商品への思いやこだわり、商品開発のきっかけなどを聞き、商品単体ではわからないその裏側にある魅力を何気ない会話から聞き出します。
また商品の話だけでなく生産者の家族や住んでいる地域、地場産業など商品が生まれた背景なども聞きます。
生産環境や製造工程を見る
社長の「魅力がある商品は必ずそれを支える職人の技や企業努力がある」という考えのもと、新規取引先や現在お付き合いがある生産者でも製造環境が変わったなどの場合は現場へ足を運び、社長自ら自分の目で確認をしています。


製品の品質を支える環境を確認するのはもちろん、製造環境の細部に隠れているノウハウや経験から生み出された知恵、職人が愛用する工具、作業場の空気感なども含めて見学します。
信頼関係の構築
私たちが得意先に商品提案や販売を行う際、「商品の魅力を伝える力」が求められます。
しかしこれを可能にするためには「信頼できる生産者が確かなものづくりをしてくれている」、生産者側からすれば「カワグチ企画がしっかりと商品の魅力や思いを伝えてくれている」という双方の間に頼関係があることが前提になります。


そのため普段から小さなことでもコミュニケーションを交わしながら、いつでもお互いの顔が思い浮かぶ関係が築けるよう心がけています。
商品開発
生産者との信頼関係が出来上がってきたところで商品の改善案や新商品のなど様々なアイディアや他県の地場産業技術などを紹介し、新たな展開を提案していきます。


これまでの製品企画
信楽焼の卵かけごはん専用茶碗


焼物の聖地、「信楽」生産者「丸十製陶」で作られている卵かけごはん専用の茶碗です。
かき混ぜやすいように深めに設計されており、口へ運ぶ際もこぼさずかき込みやすいよう縁に4つの角を設けて食べやすさを追及しております。
信楽焼のカレー専用皿


テレビや雑誌をはじめ、各種メディアでも紹介された弊社の人気商品、カレーの食べやすさにこだわったカレー専用皿です。
こちらも卵かけごはん専用茶碗と同様に丸十製陶にて生産されています。
持ちやすい形状と最後の一口まで食べやすいよう縁に設けた「返し」が特徴です。カレー屋さんも愛用する人気商品の一つです。
国産天然樟脳
私たちが運営する通販サイトでもダントツ人気の100%天然の防虫剤「国産天然樟脳」です。化学薬品系の防虫剤を使いたくないという方に人気です。


スッキリすーさんのつぶつぶ樟脳
国産天然樟脳の姉妹商品です。国産天然樟脳の防虫効果に対しスッキリすーさんのつぶつぶ樟脳は除湿や消臭、芳香の効果が期待でいます!


純国産アロマ「日本の香り」シリーズ


こちらは長野県の生産者「樹万倍」にて生産されるオリジナルアロマシリーズです。市場で流通する大部分が輸入品のエッセンシャルオイルや植物蒸留水などのアロマ関連のアイテムですが、私たちのオリジナルアイテム日本の香りシリーズはハーブの栽培も含めてすべての工程が日本国内で行われています。
竹酢液
竹炭を生産する工程で発生する煙を冷却することによって出てくる雫を集め、一定期間貯蔵し分離したタールを取り除いたものになります。
天然の酢酸をベースに約200種類以上の成分を含み、これらがお互いに作用しあうことで様々な効果が期待できます。


このようにこれまで様々な切り口でオリジナルアイテムを展開してきました。今後も引き続き新たな展開を進めていく予定です。
まとめ
今回は今更ではありますが、モノ見リョクを運営する私たち有限会社カワグチ企画の概要や取り組み内容についてまとめてみました。
今後も引き続き国産の生活雑貨、伝統工芸品を中心に役立つ情報や豆知識を発信していきますのでぜひお呼びいただけたら幸いです!