こんにちは。今回は キョンセーム の特徴について書いていきたいと思います。2019年も年末に近づいてきましたね。
そして年末といえば・・・そうです。大掃除です。私も今年39歳になるのですが、年々新年を迎えてから年末年始までの期間が短く感じるようになってきました。
さて、今回は掃除の際やちょっとしたときに身の回りの小物をきれいにする拭きものセーム革について触れてみたいと思います。
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キョン、キョンセームって何?


私たちも20年以上キョンセームの販売をしてきましたが、
「鹿革とキョンセーム(キョン)は何が違うの?」
とよく聞かれます。
キョン(キョンセーム)という名前は一般的にあまり知られていないためこのような質問があって当然だと思います。
結論から言うと・・・
キョン( キョンセーム )は一般的に鹿革と呼ばれる中の一つです。
では具体的にキョンとは何を指しているのか。
キョンとは中国や台湾を中心に生息する小型の鹿の種類のことを指します。
成獣の大きさは小型犬くらいのサイズで重さ10kg前後です。
鹿としてはかなり小ぶりなサイズですが、気性が荒く頻繁に喧嘩をするため革の表面に角傷が多く面積が大きく傷の少ないキョンセームはとても貴重なものなのです。
そのため25デシと呼ばれる50×50cmを超えるサイズはアパレル向けの超高級素材として扱われています。
このキョンの皮から作られるセーム革は鹿革の中でも最高級品とされ日本では古くから愛され続けてきました。
ではどのへんが最高級なのか。
キョンセームの本当の魅力


キョンセーム、鹿革というとスマホやタブレット、テレビ、カメラ、レンズ、楽器などのお手入れ用クロスととして広く知られていますよね。
布製のクロスに比べて光沢面の皮脂汚れやなどは皮脂に対して喰いつくように拭き取れる独特の感触があります。
また、拭き取った汚れでキョンセーム自体が汚れても、その汚れを対象物に戻すことはほぼないというのも大きなポイントです。
しかし・・・
キョンセームの魅力はモノをキレイにするだけではないさらに深い魅力があります。
実は目には見えない塩素吸着分解能力や殺菌能力、ガス分解能力など多彩な魅力を兼ね備えています。
実はスキンケア用としても使われています


あまり知られていませんがキョンのもつ本来の能力はその加脂・除脂能力にあります。油分が不要な物からは油分を取り除き、油分が必要な物には最適な加脂を与える機能があります。
そのため 洗顔 (クレンジング)など、スキンケア用としても広く使われています。


クレンジングに使用する場合、キョンセームを使うと泡立ちにくいのですが、その超微粒子繊維(髪の毛の約15万分の1)の鹿コラーゲン繊維が非常に細かい泡を立て、その泡と繊維が毛穴に詰まった汚れを掻き出して黒ずみ等を解消してくれるのです。
【2020年3月17日投稿】
また角質を落として独特の加脂能力により潤いも与えてくれます。


昔から舞妓さんはハンカチとして鹿革を携行し、化粧小物(脂取り、パフ、爪磨きなど)としても使用しているそうです。
コピー品には要注意


様々な魅力を持つキョンセームですが、購入に際して注意すべき点があります。
それは
コピー品、いわゆるニセモノが多く流通しているという点です。
先述の通り、キョンセームはさまざまな魅力を持っているアイテムですが、2018年あたりから大手webモール上を中心にコピー品が大量流通しているようです。
ここで一番注目しなければいけないのは
どのような環境や製造工程で製造されているのか全く不明
という点です。
製造段階で使用されている機械や薬品などが全く不明なためスキンケアに使用した場合、肌に悪影響をおよぼす可能性があります。
重篤なお肌のトラブルを引き起こすことがあるため特にスキンケアを目的として購入する場合は十分注意しましょう。
ちなみに私たちが販売を行っているキョンセームは信頼のメーカー奈良県の株式会社春日の正規品となっており、間違いなく安心な商品をご購入いただけます。
株式会社 春日


まとめ
今回はキョンセームの概要と魅力をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
セーム革は楽器やレンズなどのお手入れ用品と思われることが多いですが、実はスキンケア用品としてもその魅力を発揮することができるんですね。
はじめて聞いた方は意外過ぎて驚かれるとおもいますが、確かな品質のもを使えば効果を実感頂けると思います。
みなさんもぜひ一度お試しいただけたらと思います。
ではまたお会いしましょう~
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