これまで何度か取り上げている 樟脳 ですが、今回は 私たちのオリジナル商品「国産天然樟脳」の 使い方 について紹介したいと思います。
私たちが運営する日本のいいもの.jpでもオリジナルアイテムとして長年にわたって販売してきた国産天然樟脳ですが、度々お問い合わせいただく内容があります。
それは・・・
スバリ使い方です。
今回は適切な使用量や、保管する際の注意点なども合わせて細かく解説していきます!ぜひ使用する前に読んでいただき参考にしていただけたらと思います。
樟脳の製造工程については下記の記事に投稿しております。
樟脳 の 使い方
さてでは国産天然樟脳の使い方について見ていきましょう!
と、その前に樟脳とはどんなものなのか・・・?
樟脳(しょうのう)とは天然由来の防虫効果を持った粉末状のもののことです。樟(クスノキ)という樹木を原料にして水蒸気蒸留法によって製造されています。今のように衣類向けの防虫製品が豊富になかった時代、一般家庭では防虫剤として樟脳(しょうのう)を使いながらタンスや押し入れの中の衣類を虫食いから守ってきました。
【樟脳(しょうのう)】 知っていますか?天然防虫剤を使うメリット
弊社で取り扱う樟脳は宮崎県で生産される100%天然由来のもので、私たちのオリジナル商品になります。コチラについてよくご質問いただく内容をまとめていきます。
梱包状態について
こちらのアイテムは80g、200gとバリエーションがあるのですが、どちらも樟脳が袋の中に直接粉末の状態で入っています。

よくある質問として
「すぐに使える小分けの状態で入っていますか?」
とご質問をいただきますが、
私たちの販売する樟脳は小分けされていません。

市場にはここで言われるような不織布を使用して小分けされている商品も多数あります。
しかし、個装されている商品の場合すぐに使えて便利なのですが、その分生産する際に取り分けて封入する手間がかかっているため金額的に少々割高になります。
私たちの商品、国産天然樟脳はその辺のコストを省き、その分商品の内容量に反映させ割安にしております。
では個装されていない状態をどうやって使うか?
小分けには不織布がオススメ
このようなお問い合わせをいただいた際、私たちは
「不織布(ふしょくふ)等をお使いください」
とご案内しております。
すると
「不織布ってどんなものですか?」
と聞かれることがあります。
不織布(ふしょくふ)の呼び名はコロナウイルス感染症予防を目的としたマスクの爆発的な普及により2020~2021年で広く知られるようになりましたね。

コロナ流行前にはなかなか聞かない名称でしたが、今では身近なところで耳にしたり見かけることがある素材の一つになりましたね。
使い捨てのマスク以外にはや洋服やスーツを保管しておく際に被せておくカバーやウエットティッシュなどに使われています。
中でも樟脳を小分けにするのにオススメなのがティーパック用の袋です。

こちらの50枚入りのお茶出しパックは230円ほどで近所のお店で購入したものです。
このアイテムに限らずAmazonなどでさまざまな種類のものが販売されていますが中でも一番おススメなのは下記の写真のような巾着袋になっているタイプです。

このタイプのティーパックは袋から紐が出ているためタンスや衣装ケースだけでなくハンガーのフック部分やクローゼット内のハンガーを掛けるパイプなど色々な場所にかけて吊るすことができるので何かと便利なのです。
ただし樟脳は細かい粉末なので巾着の口から漏れる場合がございますので使用シーンによってティーパックのタイプを使い分けるのが良いです。
不織布以外でも身近にあるモノのなかでは封筒や和紙で包むのも良いでしょう。

一番気を付けるべき重要なポイントは後でも紹介する適正な量で樟脳が直接衣類に接触しない状態でご使用いただくということです。
気を付けるべきこと
揮発するので必ずチャックして保管しましょう
私たちが販売する樟脳は個装になっていないため使い残した分を保管しておく必要があります。

一番注意が必要なのは・・・
樟脳は空気に触れると揮発していくためしっかりと密閉して保存しておかなければなりません。
しっかり密閉できていないと中身の粉末が無くなってしまいます。
一般的に販売されている樟脳や私たちの販売する国産天然樟脳も袋の口にチャックが付いていますので保管する際はしっかりとチャックをして空気が出入りしないようにしましょう。

使用は適正量で

樟脳の適量は1個包を約10gが適量です。
この10gに小分けした樟脳を1つの衣装ケースに2個が目安です。この量で効果の見込める期間の目安として開封から4か月程度です。
量が少ない場合、樟脳が持つ本来の効果が発揮できない可能性もありますし、逆に適正量に対して多すぎても匂いの付着が強烈になります。
あくまで適正量を守りながら正しく使うように心がけましょう!
まぜるのは厳禁
これは樟脳に限らずさまざまな防虫剤や薬品にいえることですが、使用する場合、他の防虫剤と併用することは絶対にやめましょう。

特にナフタレンなどの防虫剤と併用した場合衣類を変色させてしまう可能性があります。大切な衣類を守るためにもこのような使い方は絶対にしないようにしましょう。
保管方法
保管については樟脳以外の一般的な防虫剤と共通していますが、まずは先述の通り必ず袋上部のチャックが閉まっているか確認しましょう。

以前の記事でも触れていますが樟脳は体内に入ると有毒な物質であり、火のある場所では燃えやすいという特性があります。

なので幼児の手の届かず、直射日光や火の気のない場所を選んで保管してください。
一般流通する防虫剤や薬品なども同様の特性を持つ商品もあるため必要以上に神経質になる必要はありませんが、このような特性しっかりと認識した上で適切な方法で保管しましょう。
100%天然由来は大きな魅力
ここ最近、弊社でも樟脳に関する問い合わせを多数いただいておりますが、お問い合わせいただいた方にお話を聞くと一番の魅力はその安全性にあるとの声をいただいています。

一般的に流通する防虫剤に含まれるナフタリンやパラジクロルベンゼン、ピレスロイド系などの危険性、それらが子供や家族に与える影響を考えるとやはり100%自然由来の樟脳にたどり着くそうです。
前項まで樟脳の使い方や保管方法を詳しく記載してきましたが、樟脳の大きな魅力は自然由来の安全性であり、その魅力を100%発揮するためには基本的なことを事前に知っておくべきなのです。
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まとめ
今回は樟脳に関してよく問い合わせをいただく使い方についてまとめてみました。
樟脳は天然由来の安心・安全な防虫剤として大きな魅力と安心感がありますがその特性や魅力をしっかりと知っておく必要があるアイテムです。
この記事をご覧いただいている皆さんもおそらく安心な防虫剤に関する情報を求めて本ページを見ていただいていると思いますので上記の使い方や保管方法などを抑えた上でお使いいただけたらと思います。
ではまた次回お会いしましょ~
