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【樟脳(しょうのう)】 知っていますか?天然防虫剤を使うメリット

【樟脳(しょうのう)】 知っていますか?天然防虫剤を使うメリット
粉末状の樟脳

樟脳 ( しょうのう ) 。

樟脳(しょうのう)とは天然由来の防虫効果を持った粉末状の物質のことをいいます。樹木の樟(クスノキ)から水蒸気蒸留法という手法によって抽出され、遠心分離機で水分を取り除くことで粉末状にされます。

今のように衣類向けの防虫製品が豊富になかった時代、一般家庭では防虫剤として樟脳(しょうのう)を使いながらタンスや押し入れの中の衣類を虫食いから守ってきました。近年、天然由来の安全性と安心感から家庭用の防虫剤として改めて注目され始めています。しかし、その一方で樟脳は燃えやすかったり、体内に入ると有毒である、また保管の際には密閉しておかないと揮発してしまうなど、しっかりと正しい使用方法を知っておく必要があるものです。

弊社では長年にわたり日本全国の生活協同組合(生協)を通じて国産の天然樟脳の販売を行ってきました。その中でよくご質問いただく内容や販売時にお伝えしている気を付けるべきポイントを本投稿にまとめていきたいと思います。 

本投稿では

・樟脳(しょうのう)はどんな方にオススメなのか?
・樟脳にはどんな効果があるのか?
・使用する際に気を付けなければいけないこと
・樟脳の原料や背景

以上の内容をまとめております!

弊社は1995年より日本国内で生産される生活雑貨・日用品、伝統工芸品を扱っております。本投稿で樟脳(しょうのう)に関する疑問が解消されたら幸いです。

樟脳(しょうのう)はこんな人にオススメ

近年、ドラッグストアなどで購入できる防虫剤の多くはピレスロイドやナフタリンといった化学薬品が使われていることから、人体への影響が懸念されています。そんな中、樟脳は水とクスノキのみで作られているので100%天然由来という安心感があります。

「おススメ」のイメージ画像

樟脳はこんな悩みを抱える方にピッタリです。

  • 天然由来の防虫剤を使いたい
  • 化学薬品系の防虫剤が心配
  • 子供さんへの体の影響が心配
  • 製造工程が明確なものを使いたい
  • 安心、安全な防虫剤を探している

樟脳(しょうのう)の一番の魅力、それは防虫剤でありながら100%天然由来であるということです。

安心・安全な防虫剤が欲しい、天然由来のモノを使いたいという方にオススメです。


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樟脳の持つ効果

「樟脳臭」樟脳の話題になると必ず登場する話題「臭い」ですが、苦手という方もいますが、人によってはどこか懐かしい香りで好きという方もいますね。

しかし、この臭いこそが樟脳が持つ防虫効果の正体であり、虫が嫌う要素そのものなのです。

臭いを連想するイメージ画像

ちなみに樟脳の製造段階で出る精油(エッセンシャルオイル)はアロマにも用いられており、愛好家の間では定番の香りの一つとして親しまれています。

そんな樟脳の精油ですが、2020年の年末、弊社取り扱い商品を専門機関で試験したところ、コロナウイルスやインフルエンザウイルス、エイズウイルスなど、エンベロープタイプのウイルスに対して99.9%増殖を防ぐという結果が出ました。

ウイルスのイメージ画像

樟脳 の原料はクスノキ

木のイメージアイコン

先述の通り、樟脳は天然由来の成分でできているのでが、一体何からできているのか・・・

皆さんも一度は聞いたことがある樹木の名前、樟(クスノキ)からできています。

樟(クスノキ)は西日本に多く生息し、昔から日本人の生活に身近な木として親しまれてきました。

ジブリ映画の名作として広く知られる「となりのトトロ」の中でメイ、サツキの身近な存在として登場する大木も樟(クスノキ)で、その根元にある空洞にトトロ達の棲み処があるという設定になっていますね。

樟脳の原料となるクスノキの写真

大きな特徴は虫が嫌う独特な香りと腐敗に強いという点です。

この2のメリットから建築資材としても使われることが多く、家を虫害から守る素材としても活用されています。

樟脳の原料となるクスノキの葉の写真

樟(クスノキ)は1年間で新しい葉に変わります。

その際、落葉した葉同士が擦れ合うときに出る音が他の音をかき消すといわれ、学校や病院など静かな環境が望ましい施設に植えられることが多いそうです。

ちなみに樟脳の材料として用いられるクスノキは不要な枝の剪定や、倒れる危険性のある老木の伐採などで出たものを使用しているため、樟脳は自然破壊することなく生産されています。

樟脳 の製法と流通量

樟脳の原料となるチップ状の樟(クスノキ)
水蒸気蒸留法の説明図
  1. 角材の状態の樟(クスノキ)をチップ状にします
  2. チップ状の樟(クスノキ)を専用窯を使って高温で蒸し、樟脳の主要成分になる水蒸気で成分を抽出します
  3. 抽出された水蒸気は管を伝って冷却槽へ送られ、地下水で冷却します
  4. すると、冷却層の底に樟脳の結晶(粗製状態)が沈殿します
  5. 沈殿した結晶を網ですくい上げ、その後水分と油分を十分に取り除くために遠心分離機で分離作業をし、粉末状にします。
  6. 樟脳の結晶つまり製品状態の樟脳が完成します

1~6の工程を経て精製された粉末の樟脳と樟脳の精油が出来上がります。この状態にするためには3日~4日を必要とするためとても時間と手間がかかります。そのため大量生産することができないのです。

これまでも樟脳は生産量が激減したことから入手しにくくはなっておりましたが、昨今では大手製薬会社で生産されていた樟脳が終売となったこともあり、より品薄状態となっています。

私たちの運営する日本のいいもの.jpで販売する国産天然樟脳も伝統的な工程で生産されているため大量生産できず、品薄、入荷待ちという状態も多々あります。

樟脳の歴史

歴史のイメージアイコン

樟脳は6世紀にアラビアで製法が発見され、薬用として使ったのが最初といわれています。

その後、日本へは16世紀頃に伝わったとされ、かつては原油に相当する資源としてヨーロッパや中国を対象に金や銀と同様に重要な輸出品として扱われ、国内流通においても、昭和37年まではタバコや塩と同様に専売制度が設けられていました。

貿易のイメージ画像

そんな樟脳も化学薬品が使われた現在主流となっているタイプの防虫剤の普及により徐々に生産者数も減少、現在では4~5社程度まで減ってしまいました。

特に水蒸気蒸留法と呼ばれる伝統的な製法で製造される天然樟脳は流通量が極端に少なく、製造に時間もかかるため、比較的希少なアイテムとして扱われています。

防虫剤の現状

化学実験のイメージアイコン

近年、市販防虫剤に含まれる成分のうち、ナフタリンやパラジクロルベンゼン、ピレスロイドなどの物質の安全性が問われています。

特に体内への蓄積による健康被害が懸念されており、近年改めて天然由来で成分でできている樟脳に注目が集まっているようです。

化学薬品のイメージ画像

2020年には新型コロナウイルス感染症の影響から在宅時間が急増し、樟脳の需要が急激に拡大しました。

しかし先述の通り生産はすべて手作業で行われるため供給が追いつかず多くの樟脳愛用者が入手できない状況が続きました。その影響もあり、高騰目的の買い占めも増え、適正価格で安定的な入手がしずらくなっています。

樟脳について知っておくべきこと

飲み込むと人体には有毒です

毒性のイメージアイコン

これは樟脳に限らずどんな防虫剤でも共通して言えることですが・・・。

樟脳に関してはここまででお伝えしてきた通り、天然由来の成分という安心感がありますが、誤って飲み込んだ場合、人体には有毒な物質です。

danger-「危険」のイメージ画像

誤飲してしまった場合に発作や精神錯乱、炎症や神経、筋肉の障害を引き起こす原因になります。小さなお子さんいるご家庭では誤飲には十分に注意しましょう。

万が一誤飲してしまった場合はご自身で判断せず、医師に状況や誤飲してしまった量などを伝えた上で適切な処置を行い病院で診察を受けてください。

樟脳は燃えやすい

火のイメージアイコン

樟脳には燃えやすいという特徴があります。

火の近くで樟脳(しょうのう)を取り扱う場合は気を付けて取り扱いましょう。また火花の飛散が予想されるような環境での使用は避けましょう。

余談ですが燃えやすい素材としてセルロイドという素材をご存じでしょうか?石油系プラスチックが登場する前、石鹸入れや眼鏡のフレーム、トレー、人形などの素材として広く用いられていた素材です。

カツシカセルロイドのトレー
カツシカセルロイドのトレー

セルロイドは主に樟脳とニトロセルロースという物質から作られており、樟脳の燃えやすいという特性を受け継いでいるため燃えやすいというわけです。

樟脳は揮発性(きはつせい)の物質です

ジッパーのイメージアイコン

樟脳は粉末状の物質ですが、揮発性の物質のため徐々に粉末が消えてなくなっていきます。そのため弊社で販売する国産天然樟脳も含め、多くの製品は袋上部がチャックになっております。

チャックの閉め忘れや隙間があった場合には中身の樟脳が揮発していき、使おうと思ったときに・・・

「せっかく保存していたのに中身が空になっている!!」

なんてこともありますのでしっかりとチャックを閉めてから保存しましょう。

安全な使用を心がけましょう

チャートのイメージアイコン

樟脳はEUの経済共同体が定めるEU分類においても強い可燃性を示す「F」と有害を意味する「Xn」が指定されています。

また全米防火協会(NFPA)が定める危険物を扱う人が素早く簡単に判断できるように設けられた規格ファイアダイアモンドにおいて健康障害、燃焼性に2項目において0~4(数値が高ければ危険性が高い)の5段階中2となっています。

このような毒性、可燃性など危険な要素はしっかりと認識した上で、安全に使用することが大切です

樟脳の安全性は魅力

安全性のイメージ画像

先述の通り、体内に飲み込んだ場合や、火を近づけたりした場合、危険を孕む側面はありますが、地肌に身に着ける衣類を保管するのに体内への蓄積で健康被害をもたらす可能性がある物資が含まれている製品を使うのはやはり心配ですよね。

衣類を使用するのが小さなお子さんであればなおのことですよね。

もちろん樟脳を使用する場合でもお子さんの誤飲を防ぐための配慮は必要ですが、有害な物質が体内に蓄積していく可能性を心配するのであれば樟脳は安心な選択肢ではないでしょうか。

まとめ

手帳のイメージ画像

今回は日本でも古くから親しまれてきた防虫剤「樟脳」についてまとめてみました。現在、市販されている製品の中でもナフタリン系やパラジクロルベンゼン系、ピレスロイド系など様々なタイプのものが販売されていますが、日用品の中でも地肌に直接触れる衣類に関わるモノなので確かな安全性を確保したいという方は多いと思います。

しかし記事にも書いている通り、樟脳もお子様の誤飲や燃焼性の部分で正しい使い方を知っておく必要があります。

このような使用上の注意点を十分に理解した上で樟脳の持つ防虫力を活用していくと良いでしょう。

ではまた!

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