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樟脳 (しょうのう)の 使い方

樟脳 (しょうのう)の 使い方

私たちが扱う製品の中でも1年を通して人気がある商品の一つ、樟脳 (しょうのう)。以前の記事でも少し取り上げましたが、今回は樟脳の正しい 使い方 や適正量、保管方法などをまとめていきたいと思います。

弊社では長年にわたり日本全国の生活協同組合(生協)を通じて国産の天然樟脳の販売を行ってきました。その中でお客様にご案内している樟脳の使い方や使用上の注意点を本投稿にまとめていきたいと思います。 

樟脳を使う前に知っておくべきポイント

危険性のイメージ画像

樟脳の取扱いには注意が必要

天然由来の樟脳は安心、安全な成分の防虫剤ですが、使用前に知っておくべき大切なポイントが何点かあります。安全に使用するために正しい使い方を覚えておきましょう!

取扱い注意イメージ画像

樟脳は樹木のクスノキから作られているので基本的には100%天然由来になります。

しかし、体内に入ると頭痛、嘔吐、吐き気、意識障害、呼吸不全や痙攣を引き起こす危険性がある物質ですので絶対に口や目に入れないよう注意する必要があります。また妊娠中の方は流産を引き起こす危険性があるので使用を控える必要があります。

一般的に乳幼児の致死量は1g、成人で2gとされています

https://www.umin.ac.jp/

大人の方はその危険性をしっかりと認識した上で使用していれば特に問題はないと思いますが、小さなお子さんのいるお宅では誤飲する可能性もあるので取扱いには十分注意しましょう。

では、もし誤飲などで体内に入ってしまったらどうすればいいのか?

万が一誤飲などで体内に入ってしまった場合には、ご自身で中毒症状を判断をせず、洗浄水を飲み、対象製品を持って病院へ行き、すみやかに医師の診断を受けてください。

樟脳は燃えやすい

樟脳の可燃性が高いことを伝えるイメージ画像

樟脳は非常に燃えやすい物質でEUや全米防火協会など世界各地で定められている分類においても可燃性の高い物質として扱われています。

樟脳を取り扱う際は周囲で火の使用がないか、また発火する可能性のある器具、家電が稼働していないかをしっかり確認しましょう。また保管する際には直射日光を避けて保管しましょう。

樟脳の正しい使い方

衣替えをしている時のイメージ画像

樟脳はこんな使い方ができる

  • 衣類の防虫剤
    当然ですが、これが一番基本的な使い方ですね。特に毛皮やシルク、カシミヤなど大切に保管したい高級な素材におススメです。
  • 着物や雛人形に
    銀糸にも影響がないため安心してお使いいただくことができます。
  • 防臭、芳香用に
    靴箱やトイレなど家の中でも特に臭いの気になる場所へ置くことによって天然の香りで防臭することができます

【関連記事】樟脳オイルと樟脳の製法について記事をまとめております

樟脳の管理と使用方法

箱を開封際のイメージ画像
  • 樟脳は揮発しますので開封後はしっかりと封をして保管し、早めに使用しましょう
  • ナフタレンなど他の防虫剤と併用すると衣類を変色させてしまう可能性があるので一緒に使用しないようにしましょう
  • 不織布などで包まれた樟脳が揮発し、不織布の外で外成分が結晶化することがあります
  • 香りが付いた衣類は天日で素早く香りが蒸散しますので保管状態から使用する場合は一度、天日干ししてから使うと良いでしょう。
  • 幼児の手の届かない場所で保管しましょう
  • 流産の恐れがあるため妊娠中の方は使用を控えましょう
  • 燃えやすいので火の元には気を付けましょう。また保管する際、直射日光は避けましょう

適量ってどのくらいなの?

基本的に樟脳は揮発性の物質なのでタンスの中、衣類ケースの中、段ボールの中などなど使用する空間の体積や環境によって適量は変わります。

一般的に1個包10g程度が一般的な量となっております。
具体的な目安としては1個包(10g)を一つの衣装ケースに2個です。

どのくらいの 期間 もつのか?

先述の通り樟脳は揮発するため使用期間が終わると無くなります。

期間についても使用する空間の体積や環境によっても変わってきますが、一般的になくなる(使い切る)までの期間は開封(使用開始)から4か月程度です。

ただし、揮発する早さは空気に触れる回数によって変化していきますので衣装ケースに保管している場合、保管期間中に何度も蓋をあけたり、タンスの場合は何度もタンスを開閉すると揮発しやすくなるため、期間は短くなっていきます。

なぜ今樟脳を選ぶのか?

日本の歴史において樟脳は原油や金、銀などと同様に重要な輸出品として知られ、昭和30年代の後半まで塩、たばこと同様に専売制度が設けられていました。

衣替えのイメージ画像

その頃の防虫剤といえば他に選択肢が無い時代でしたが、近代化が進むにつれて、衣類用殺虫剤や電気蚊取り器などの製品が登場し、樟脳の需要は次第に低下、現在は指折り数える程度の生産者しかいなくなってしまいました。

しかし近年、防虫剤に含まれるナフタリンパラジクロルベンゼンピレスロイド系など、成分の危険性が指摘され始め、国内でも少しずつ関心が高まりつつあります。

そんな中、天然由来の安心、安全なモノを使いたいという方に樟脳は人気のアイテムとなっています。

まとめ

安心、安全を伝えるイメージ画像

いかがでしたでしょうか?

今回は樟脳 (しょうのう) の使い方や使用時の注意点、適正量、有効な期間などをまとめてみました。

様々な防虫剤が販売されている現在、なかなか店頭で天然の樟脳を見かけることもなくなってしまいましたが、その中でもやはり樟脳を使いたいと考えている方や「使ってみたいけどどんなものなのかイマイチ謎だ」と思っている方の参考になればと思います。

日本のいいもの.jpでも 国産の天然樟脳80gとお徳用の200gを販売中ですので使ってみたいという方はぜひご検討いただけたらと思います。

ではまたお会いしましょ~

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